To:チームメンバーのみんなへ
前回私は、密着経営について書きました。
これは、「チームメンバーを信頼せよ」とか、
「チームのやり方を信頼してほしい」と
言いたいのではありません。
そうではなく、
「チームの体制が疑心を生み出すのであれば、
その体制を変えたいのでフィードバックをしてほしい」
と言いたいのです。
疑心とは、信頼の対義語です。
私は、「信頼と疑心の両方があったとき、
疑心の方が2倍くらい強くはたらく」と感じています。
ですので、仮に10の信頼があったとしても、
5の疑心があれば相殺されると思っているのです。
では、どうすれば疑心を減らせるか?
その方法の1つが、情報共有ですね。
ご参考:情報格差と権力の関係
情報共有を進めることによって
だんだんと疑心の入り込む余地を減らしていきます。
疑心を減らし続けていけば、結果的に信頼が残ります。
ですので、気持ち悪いカルト宗教のように、
「チームメンバーを無条件で信頼しましょう」
と言いたいのではないのです(笑)。
私のことも別に信頼しなくていいです(笑)。
疑心を生み出してしまう組織の体制を変えていけば、
それだけでチームは回りますので。
信頼を増やすことよりも、
疑心を減らすことが最優先なのです。