To:チームメンバーのみんなへ
今日は書いていて自分も耳が痛いのですが、
『ビジョナリー・カンパニー』という本の第2章から
「窓と鏡」の話をご紹介します。
私たち人間は、なにかうまく行かないことがあったとき、
「窓」の外を見て失敗の原因を探そうとします。
・取引先が悪かった
・運が悪かった
・あの人が悪かった
つまり、人は誰でも「自分が悪かった」と認めたくないので
窓の外(外的要因)に原因を押し付けようとするのです。
一方、何かうまく行ったときには、
「鏡(内的要因)」を見ようとします。
・私の行動がよかった
・私の決断がよかった
・私の戦略が正しかった
いやぁ、自分勝手ですよね。
しかし、ビジョナリー・カンパニーの経営者は
その逆の行動をとります。
うまく行かなかったときほど「鏡(内的要因)」を見ます。
・私の行動が悪かった
・私の決断が悪かった
・私の戦略が間違っていた
他方、うまく行ったときは「窓の外(外的要因)」を見ます。
・取引先のおかげだった
・運がよかった
・あの人に助けられた
うーん、むずかしいですよね。
私たち人間には「自己正当化バイアス」があり、
この認知のゆがみに抗うのはなかなか大変ですが、
1つの理想として覚えておきたいです。