To:チームメンバーのみんなへ
多くのチームでは自分の弱さを隠すことに
経営リソースがムダ使いされています。
弱さを隠すとは、たとえばこういうことです。
「自分を優秀に見せよう」
「自分は失敗をしないようにしよう」
「自分の汚い部分は隠そう」
これらのために、必要以上のお金や時間が
常に浪費されているのです。
これは、自分の承認欲求および親和欲求に
無自覚のうちにとらわれているからです。
しかし、チームの環境が安全で安心な場になれば
承認欲求および親和欲求は満たせるので
これらの問題はそもそも起こりません。
誰もが自分の弱さや失敗、恥ずかしい部分などを
自由にさらけ出せるような環境が重要なのです。
さらに、チームが安全で安心な場になれば、
次の7つのメリットが得られます。
・率直に話すことが推奨される
・考え方が明晰になる
・意義ある対立が後押しされる
・失敗が緩和される
・イノベーションが促される
・成功という目標を追求する上での障害が取り除かれる
・責任が向上する
以上は、エイミー・C.エドモンドソン(著)
『チームが機能するとはどういうことか』より引用しました。
この本は、チームビルディングについて
非常に本質的なことが書かれているので、
興味がある向きは読んでみてください。
なお、この本には組織の心理的安全性を高めるための
リーダーの行動も書いてあり、とても有用です。
・直接話のできる、親しみやすい人になる
・現在持っている知識の限界を認める
・自分もよく間違うことを積極的に示す
・参加を促す
・失敗は学習する機会であることを強調する
・具体的な言葉を使う
・境界を設ける
・境界を越えたことについてメンバーに責任を負わせる
私もこの半分くらいしか実践できていないので、
もっと修業したいと思います。