To:チームメンバーのみんなへ
採用においてとても重要な質問は、チームメンバーを見て、
「もし仮に、今まだこのメンバーを採用していなかったとしたら、
この人をこれから採用したいか?」と問うことです。
実際に、私達のチームの色々なメンバーを思い浮かべて、
これを自問してみましょう。
もしこの質問の答えがイエスなら、
その人は理想のチームメンバーなので
それは採用のプロセスがうまくいっている証拠です。
「この人と同じような人をもっともっと採用するには
どうすればいいだろうか?」と考えて改善しましょう。
そして、とても残酷なのは、
「もし仮に、今まだこの人を採用していなかったとしたら、
この人をこれから採用したいか?」の答えがノーのときです。
それは、採用のプロセスがうまくいっていません。
チームに不適合なメンバーを採用してしまったことを
意味しているので、再発防止が必要です。
「この人と同じような人をマッチングインタビュー(採用面接)のときに落としたり、
そもそもこういった人が応募してこないようにするためには
どうすればいいだろうか?」と考える必要が出てきます。
ただし、そのときには、理想のメンバーと不適合のメンバーを
ふるい分けするフィルターの強さに注意しましょう。
フィルターというのは、たとえば応募条件の中の、
「こういう人は応募しないでください」
といった項目です。
このフィルターを厳しくしすぎると、
不適合のメンバーがまったく入ってこない代わりに
理想のメンバーもふるい落としてしまいます(偽陽性)。
逆にフィルターを優しくしすぎると、
理想のメンバーがふるい落とされることはなくなりますが、
代わりに不適合なメンバーもたくさん来てしまいます(偽陰性)。
現実的に考えて、理想のメンバーの絶対数は少ないので、
(もちろん優しすぎないようにはしたいですが、)
フィルターは優しめのほうがいいと感じています。