To:チームメンバーのみんなへ
以前私は引導を渡す条件という記事を書きました。
ご参考:引導を渡す条件
この記事の要旨を簡単に言うと、
私たちのチームではお互いが自分の強みに
フォーカスできるようにしようということです。
そのために、相手が弱みの部分で頑張ろうとしていたら、
引導を渡してあげましょう。
それで、最近気づいたことは、
「スピードでその人の強みがわかる」ことです。
たとえばウェブデザイナーがいたとします。
そのウェブデザイナーのデザイン能力は、
「どれぐらい早く制作物が上がってくるか」で
ある程度判断できるのです。
本当に素晴らしいデザインを作る人ほど
仕事がとんでもなく速く、
1日で仕事が終わる場合さえあります。
一方、見ていられないほどひどいデザインを作る人だと
仕事が終わるまで何週間もかかるのです。
そうです、強みがある人はスピードがあるのに、
品質もあるのです。
逆に、強みがない人はスピードも品質もひどい。
これは、他の分野でも同じです。
たとえば素晴らしい文章をつむぐライターほど
とんでもなく仕事が早く、
1日で2万文字とか平気で書いてきます。
他方、駄文を書くライターほど遅筆です。
こう考えると、生産性にすごく差が出ますよね。
仮に、たった1日で10万円の仕事を上げてくる人と、
10日で1万円の仕事を上げてくる人だと、
両者の生産性は100倍もちがうのです。
このように、強みがないところだと、
どんなに頑張っても食べていけないですよね。
だからこそ、フィードバックをして、
相手の強みや弱みを伝えることが大切なのです。