To:チームメンバーのみんなへ
いわゆるフツウの会社において、その方向性を決めるのは
上司の承認や稟議のことが多いです。
ですから、上司の言動さえチェックしていれば
自分がどちらに進めばいいかわかります。
しかし、私達の場合は上司がいないので
当然ですが承認も稟議もありません。
ですから、誰かの言動をチェックすることで
会社の方向性をつかもうとする試みは失敗します。
では、私たちのチームにおいて、
方向性はどうやってつかめばいいのか?
それは、大きい解像度で言えば
チームの理念や価値観、ビジョン、存在目的などに
耳を傾けることです。
これは、以下の記事で書いたとおりです。
ご参考:理念か? 利益か?
そして、小さい解像度で言えば、
プロジェクト内の議論や対話です。
ですから、方向性がつかめないときには
プロジェクト内の議論や対話の流れを追うとよいでしょう。
できれば、自分から積極的に議論や対話をしてほしい。
なぜなら、方向性がすでに決まっていても
議論や対話によって新しい方向性に変わることは
よくあることだからです。
上司という存在がない私たちにとって、
議論や対話は方向性を決めるための
とても大切な手段です。
さらには、議論や対話はチームをまとめる役割も果たします。
ですから、議論や対話をするのが苦手な人は
私たちのチームで働くのがむずかしいでしょう。