To:チームメンバーのみんなへ
経営学者のピーター・ドラッカーは、
「Culture eats strategy for breakfast.」
という名言を残しています。
この「eat for breakfast」を日本語に訳すと
「打ち負かす」とか「朝飯前である」という意味です。
つまり、「文化は戦略を打ち負かす」ということ。
※実は、同じような話を過去に書きました。
Googleが作った「Google+」というSNSが失敗したのは、
SNSというものがGoogleの文化とかけ離れていたから、
という話です。
ご参考:ミッションが強みを決める
このように、「賢い戦略」を頭で考えたとしても、
それが会社の文化に合っていない場合、
「賢い戦略」にはならないわけですね。
このケースからわかることは、
戦略ありきでビジネスをするのではなく、
文化ありきでビジネスをすることの重要さです。
ここで考えてみましょう。
私たちのチームの文化は、
私たちにどんな戦略をとれと言っているでしょうか?
その答えこそが本当の「賢い戦略」なのです。
もし他社から「愚かな戦略」に見えたとしても、
私たちのチームの文化に合っているのであれば、
それは私たちにとって「賢い戦略」なのです。
なぜなら、他社は文化が合わないので
私たちの戦略をモノマネできないので、
競争優位性の源泉になるからです。
私たちは、他社から愚かだと言われようとも、
文化に合った戦略を孤高に実行しましょう。
それが強いビジネスにつながります。