To:チームメンバーのみんなへ
ティール組織では、存在目的に流動性があって
どんどん変わっていきます。
『ティール組織』の著者であるフレデリック・ラルーは
「エボリューショナリー・パーパス」という概念を
紹介しています。
直訳すると、「進化する存在目的」ですね。
この概念は日本語版の『ティール組織』の本では、
ただ単に「存在目的」と少し意訳されています。
この概念は「進化する存在目的」と
直訳したほうが良かったのではないかと
私は思っています。
なぜなら、「進化する」という部分は
「存在目的」という部分と同じくらい重要だからです。
なぜ、「進化する」の部分を削ってしまったのか、
そこが謎です。
私もこのチームで実感しているのですが、
存在目的というのはとても流動的なもので、
ほんの些細なことで変化します。
・主要メンバーがたった1人増えた/減ったとき
・主要プロジェクトが立ち上がった/終了したとき
・主要な取引先がたった1社増えた/減ったとき
ですので、チームの方向性を考えるときに
「これはチームの存在目的に合っているか?」
と自問すると、過(あやま)つ場合があります。
なぜなら、存在目的がすでに変化していて、
古い存在目的の声を聞こうとしてしまうときが
あるからですね。
ゆえに、「“今の”存在目的はなんだろうか?」
と最初に考える必要があります。
「これはチームの存在目的に合っているか?」
と自問するのは、その次です。