To:チームメンバーのみんなへ
我々はデータ、ファクト、ロジックに基づいた
意思決定をすることを大切にしています。
弊社の価値観の9番目です。
https://sml.essential.co.jp/mission
たとえば、
「ウェブサイトの文字の色は赤がいいか、青がいいか」
という意思決定であれば、ABテストをしさえすれば
どちらがよい結果なのかはわかります。
文字の色を赤にしたときと、青にしたときの反応率を
測定して比較すればいいだけだからです。
こういったケースでは、答えがわからなくてもよくて、
答えを確かめる方法がわかりさえすればいいのです。
ですが、データ、ファクト、ロジックにも限界があると知り、
絶対的なものだと信じないようにしましょう。
たとえば、倫理的・宗教的な問題がそれで、
「クローン人間を作ってもいいか、否か?」
という意思決定などです。
この場合、ABテストはできません。
もしクローン人間を作ってしまって、
それがダメだったとしたら、
そのクローン人間の始末はどうするのでしょうか?
オルテガは著書『大衆の反逆』の中で
「大衆とは自己自身の限界を経験したことがない」
と言っています。
これは非常に示唆に富む発言だと思います。
我々は大衆にならないように
己の限界を知る必要があります。
同様に、私達が重要視している、
データ、ファクト、ロジックの限界についても
知る必要があると考えます。
データ、ファクト、ロジックは
ともすると自然法と衝突するのです。
ご参考:自然法に基づく判断