To:チームメンバーのみんなへ
ニュー・エコノミック・ファウンデーションの
興味深い研究結果を今日は紹介します。
ご参考:A BIT RICH
上のページでは6つの代表的な仕事が
社会的価値をどのくらい生んでいるか/破壊しているかを
説明しています。
詳しい説明はこのページに譲るとして、
私のほうで簡単に要約してみます。
1.銀行員
もっとも高給取りの仕事の1つだが、
世界の金融システムを崩壊寸前まで追い込んでいて、
1円稼ぐごとに社会的価値を7円破壊している。
※つまり、社会的価値を7千万円破壊することで
銀行員は年収1千万円を稼いでいる。
2.親と子供の関係
親の子供への育児は、家族にとっては当然として、
大きな社会的価値を作っている。
ちなみに、保育士は1円稼ぐことで
7円〜9.5円の社会的価値を生み出している。
3.広告担当者
射幸心を煽ったり、不安や不足感を助長することで
過剰な消費や環境破壊を生み出している。
高給取りであるものの、1円稼ぐごとに
社会的価値を11円破壊している。
※言い換えると、社会的価値を1億1千万円破壊することで
広告担当者は年収1千万円を稼いでいる。
4.病院の清掃員
病院を清掃することで感染症を防ぎ、
健康面で貢献をしているものに、
給与や待遇面では過小評価されている。
彼ら・彼女らの報酬1円につき、
社会的価値が10円以上生まれている。
5.税理士
高給取りの税理士の中には、
富裕層の納税額を減らすことを
主な仕事にしている人もいる。
そういう人は1円稼ぐごとに、
社会的価値を47円も破壊している。
6.廃棄物のリサイクル業者
廃棄物が焼却や埋め立てされるのではなく
リサイクルされることによって二酸化炭素の
排出量を大幅に減らしている。
賃金1円あたり、その12倍もの社会的価値を
生み出している。
以上が要約です。
これを読んで感じたことは、私たちにできることで、
最も社会的価値を生み出す仕事は
「他のチームメンバーが子育てできる環境を作る」
ことではないかと思いました。
これは私自身も盲点になっていたのですが、
子育てなど家族の理由で休みを取ったり、
働く時間を調整したりできるようにすることが
重要だと痛感させられました。