To:チームメンバーのみんなへ
一般的に、多くの日本の会社では
「愚痴をこぼすことは悪いこと」とされます。
ひどい会社だと、会社の価値観として
「ポジティブに働こう! 愚痴はこぼさない!」
みたいに規定している場合さえあります。
しかし、私はこの考え方に断固として抗(あらが)います。
まず、愚痴をこぼすことは全く問題がない、
と私は信じています。
なぜなら、会社とは自分の弱いところや汚いところ、
醜いところなどをさらけ出しても良い場所だ、
と考えているからです。
というよりも、そういうところを他のメンバーの前で
さらけ出せる会社「こそ」良い会社なのです。
ゆえに、愚痴を言っても大丈夫だ、
と思えるチームを目指しています。
しかし、多くの日本の会社はそうではありません。
自分の弱いところや汚いところ、醜いところが
他のメンバーの前で露見しようものなら、
その人が攻撃される会社も少なくありません。
攻撃のパターンは色々とあります。
・昇給や昇進が遅くなってしまう
・周りからハブにされる
・上司や経営陣から怒られる
・パワハラやモラハラなどの対象とされる
こういう会社では、普段の人格とは別個の
職業人格を演じながら窮屈に働くしかなくなるのです。
たとえば、本当の自分の人格は批判的なのに
会社の中ではそれが認められないため、
無理してポジティブな人格に振る舞うなどです。
ですが、普段の自分の人格と職業人格との乖離が
大きくなればなるほど、その会社で働くと緊張をしいられ、
とにかく息苦しくなってきます。
なぜなら、つねに職業人格でいないといけないので、
つねに衆人環視をされているかのように感じるからです。
そんな働き方をしてしまったら、幸福だとは私は思いません。
私達の会社では、このような理由もあって、
愚痴をこぼすなどして自分の弱みを見せても大丈夫な組織を
目指しています。