To:チームメンバーのみんなへ
「時代の風化をに耐えうるもの」と聞いて、
あなたは何を思いつくでしょうか?
私が最初に思いついたものは「宗教」です。
キリスト教やイスラム教や仏教などは
1,000年〜2,000年の風化に耐えています。
言い方こそ違いますが、どの宗教においても
教典や教会や宣教師に似た要素をだいたい持っており、
それらが風化から宗教を守っています。
ただし、私は最近、宗教以外で
時代の風化に耐えるお手本を見つけました。
それは都市です。
たとえば、東京という都市は
明治時代から数えても100年以上続いています。
その間に、総理大臣も天皇も何回も変わりました
(日本はとくに、総理大臣がコロコロ変わる国です)。
それでも東京という都市は残っているのです。
これって、すごいことだと思いませんか?
歴代の総理大臣の中にはひどい人もいましたが(笑)、
されど東京は存在し続けています。
そう考えると、宗教と同様に都市も
時代の風化に耐えるわけです。
つまり、私が会社をデザインするときに
自分が教祖とか総理大臣にならなくてもよい、
ということですね。
都市デザイナー(アーバンデザイナー)のように
会社をデザインするだけでよい、ということです。
会社をうまくデザインをすれば、
時代の風化に耐えうるわけですから。