To:チームメンバーのみんなへ
ポジティブ思考が「蔓延」している会社だと、
その会社の社員はネガティブな声をあげることが
はばかられるかもしれません。
つまり、その会社の中では、
ポジティブな発言しかしてはいけない雰囲気になります。
ですが、私はこれには反対です。
なぜなら、私が普段からお伝えしている通り、
ポジティブ思考とネガティブ思考の両方をうまく使える人のほうが
仕事のパフォーマンスが高いからです。
ご参考:ビジネス心理学
ですので私たちのチームでは、
ネガティブな声をあげてもいいのです。
チームの中でネガティブな声をあげる人がいても、
その声を押しつぶさず、むしろ耳を傾けてください。
ネガティブな人とは危険予知センサーのような存在で、
「慎重にことを進めたほうがいい」というシグナルを
私たちに伝えてくれるからです。
つまり、「炭鉱のカナリア」とも言えます。
ネガティブな声があがった時に
それを無視してアクセルを踏み込んでしまうと
大きな問題が起きてしまう可能性があります。
※余談ですが、不安のなりやすさは
遺伝で半分ほど程度決まってしまいます。
ですので、
「いちいち不安を感じて、ネガティブ発言をするな」
というのは、不可能な話なのです。