To:チームメンバーのみんなへ
まず、覚えておいてください。
ある企業でミッション(理念)を掲げると、
そのミッションに共感するメンバーが集まります。
すると、そういったメンバーが集まった結果、
その企業はミッションと合致した強みを持つと同時に、
ミッション以外のことは弱みになります。
たとえば、Googleのミッションは、
世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて
使えるようにすることですよね。
ですので、Googleは情報を整理することに対しては
強みを持ちますが、それ以外が弱みなのです。
たとえば、Googleが作った「Google+」という
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を
思い出してみてください。
このSNSは、おそらくFacebookに対抗して
作られたのだと思いますが、成功しませんでした。
この「Google+」が成功しなかった理由の1つは、
Googleのミッションとかけ離れたことをしたから、
だと私は思っています。
要は、情報を整理することに使命を感じている人たちは、
SNSというコミュニティを作ることに対しては
弱かったということでしょうね。
「Google+」と同時期に立ち上がった
「インスタグラム」の方は成功していますから、
時期が遅かったことがGoogle+の失敗の原因とは思えません。
興味深いと思いませんか?
Googleのような、お金や人材が十分にある会社でも
ミッションとかけ離れたことをしてしまったら、
弱みなので失敗してしまうんです。
いわんや、私たちをや、ですね。
私たちのミッションは、巨人(※)の肩に乗り、
本質を広めることで、「関わる人すべて」を豊かにする、です。
※巨人とは、業界の先輩とか先達のこと。
ですので、このミッションから
かけ離れた新規事業に手を出したら、
まず間違いなく失敗するでしょう。
たとえ、すぐに稼げそうな案件だったとしても、です。
ですので、チームメンバーの誰かが
ミッションとかけ離れた新規事業を始めようとしたら、
それを全力で止めましょう。
私たちの限界はミッションによって決まるのです。
清水
Googleでも失敗する事はあるのだなと思いました
自分のミッションは寝ている時に頭に浮かびました。日ごろ人にあげたりすることはしていますが、もっと大きなお金を稼いで寄付したいというミッションがやってきました。合っているかは不明です。