To:チームメンバーのみんなへ
いわゆるブラック企業では、
そこで働く社員の自己肯定感の低さにつけ込んで、
「責任感」で働かせようとします。
・私が退職したら、残る同僚たちに負担がかかるから
・私がこの仕事をやらないと、他にやる人がいないから
・ここは私が頑張れば、丸く収まるから
こういった責任感で社員を働かせる企業は、
当然ですが長続きしません。
では、責任感がまったく必要ないかと言われると、
それも違います。
責任感には、質の高い責任感と、
質の低い責任感と2つがあるからです。
質の低い責任感には、
チームメンバーの自己犠牲が伴います。
・仕事自体が楽しくない、面白くない……
・フロー(時間を忘れて没頭する感覚)が仕事で得られない……
・というか、やっている最中がとにかく苦痛だ……
・これまでの惰性で、なんとなく続けてしまっている……
こういう自己犠牲の気持ちがあるにも関わらず、
責任感で働いてしまっているとしたら、
それは質の低い責任感と言えるでしょう。
では、質の高い責任感は何かと言えば、上記の逆です。
・仕事そのものが、ただただ楽しい
・仕事の報酬が、仕事そのものになっている
・他のメンバーから仕事を任せてもらえて、信頼を感じる
・とは言え、困ったときには周りから助けてもらえる
こういった感情と一緒に責任感を感じるなら、
それは質の高い責任感でしょうね。
さて、質問です。
あなたは質の高い責任感と、質の低い責任感、
どちらで働いているでしょうか?
重要なことは、あなたがどちらで働いているとしても、
それは周りの人になんとなく伝わってしまっている、
ということです。