To:チームメンバーのみんなへ
前回に続いて今回も、人材採用の話をしましょう。
マッチングインタビュー(採用面接)において重要なのは
コンピテンシー度の高い人を見極めることです。
ここでいうコンピテンシー度というのは
ハイパフォーマーの行動特性や心理特性のこと。
問題設定能力やリーダーシップ、問題解決能力などが
どれくらいあるかを意味します。
ちなみに、多くの企業では高学歴の人を
採用しようとしますが、ナンセンスですよね。
学歴の高さとコンピテンシー度は比例しないからです。
たとえば、Googleでは全社員の半数は
大学を卒業していないそうです。
私も学歴にはまったく興味がなくて、
高学歴でもクソみたいな業績しか上げられない人は
たくさんいるからです。
ですから、学歴などに関係なく、
コンピテンシー度が高い人を採用しましょう。
ご参考までにGoogleの採用のおきてを
紹介しておきましょう。
1:自分より優秀で博識な人材を採用せよ。
学ぶもののない、あるいは手強いと感じない人物は
採用してはならない。
2:プロダクトと企業文化に付加価値を
もたらしそうな人物を採用せよ。
両方に貢献が見込めない人材は採用してはならない。
3:成功を成し遂げる人物を採用せよ。
問題について考えるだけの人物は採用してはならない。
4:熱意があり、自発的で、情熱的な人物を採用せよ。
仕事がほしいだけの人物は採用してはならない。
5:周囲に刺激を与え、協力できる人物を採用せよ。
ひとりで仕事をしたがる人物は採用してはならない。
6:チームや会社とともに成長しそうな人物を採用せよ。
スキルセットや興味の幅が狭い人物は採用してはならない。
7:多才でユニークな興味や才能を持っている人物を採用せよ。
仕事しか能がない人物は採用してはならない。
8:倫理観があり、率直に意思を伝える人物を採用せよ。
駆け引きをしたり、他人を操ろうとする人物を採用してはならない。
9:最高の候補者を見つけた場合のみ採用せよ。
一切の妥協は許されない。
『How Google Works 私たちの働き方とマネジメント』
P.186 「採用のおきて」から引用
以上9つは、本当に重要だと思いますね。