報連相は不要？

To:チームメンバーのみんなへ


よく、「報連相は重要」と言っている会社がありますよね。

※報連相とは、報告・連絡・相談のこと。


私は、そういった会社の多くに対し、
愚かだと感じるのです。


その理由は簡単です。

なぜ報連相が重要かと言うと、
部下にとって重要なのではなく、
上司にとって重要なだけだからです。


正確に言うと、報連相は上司が部下に
命令するときに重要なのです。


上司は部下が置かれている現場の状況を
あまり理解していませんよね。


ですから、部下に報連相をしてもらい、
その後、上司は偉そうに命令をするわけです。


私がバカげていると感じるのはここです。


上司は部下に命令をすることによって、
自分を高い地位に置いたり、
支配欲を満たしたりしたいだけではないでしょうか。


部下のほうが上司よりも現場の状況をわかっているなら
部下に意思決定をしてもらうほうが合理的だからです。



さて、私たちのチームでは、
原則として誰でも、どんな意思決定でも
していいことになっています。


ですので、上司に命令させてあげるために
報連相をする必要はありません。


とは言え、私たちのチームでも、
「別の目的」で報連相をした方がよいでしょう。


それは情報を全メンバーに共有することで
自分以外の人も質の高い意思決定が
できるようにするため、という目的です。



わかると思いますが、普通の会社での報連相は
階層構造を強めるためのものです。


一方で、私たちのチームでの報連相は
よりフラットな関係を作るためのものです。


同じ行動ですが、目的がまったく逆ですね。