To:チームメンバーのみんなへ
2018年に『ティール組織』という本が日本で翻訳されました。
ご参考:『ティール組織』
フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (その他), 鈴木立哉 (翻訳)
このティール組織は、ケン・ウィルバーらが提唱した
トランスパーソナル心理学の概念を
組織の運営にあてはめた内容になっています。
そして、私たちのチームでずっとやってきた
組織の運営の方法でもあります。
私も心理学の徒の一人として、
トランスパーソナル心理学は昔から知っていて、
「お金の心理学」の中でもケン・ウィルバーは紹介していました。
とはいえ、「それをどう組織に活かすのか」については
『ティール組織』という本が出るまでは
事例がほとんどありませんでした。
そのため、私がティール組織を作るときに参考にしたのは
ブラジルにあるセムコという会社です。
とくに、2006年に翻訳された『奇跡の経営』という、
セムコの経営者の本は何度も繰り返し読み、
試行錯誤して取り入れていきました。
ご参考:『奇跡の経営』
リカルド・セムラー (著)
セムコには、こんな特徴があります。
・組織階層がなく組織図もない
・ビジネスプラン、企業戦略を持たない
・決まったCEO、CIO、COOがいない
・人事部がない
・キャリアプランがない
・レポートの義務がない
・社員を監視、監督、管理しない
それにも関わらず、年率40%で成長し続けています!
私がこれを最初に知ったときは
「信じられない!」と思いました。
ただ、パーソナルプロモートも最近は、
ほぼすべて同じような状態になりました。
セムコと私たちの大きなちがいは、
セムコは社員をたくさん雇っていますが、
私たちは1人も雇っていないことでしょう。
チームメンバー全員が外部委託でも、
問題なく仕事が回っているティール組織は
日本では私たちくらいだと思いますね。
この組織が合うかどうかは人それぞれですが、
合う人にとってはとても働きやすい職場だと思います。
藤本禎
普通の会社組織ではないのはわかります。
社員一人一人が共通の目標や理念の元に貢献するという強い意識を持っているということでしょうか?またはそうしないとここでは生き残れないという空気感を作っているのか、普通なら
成り立たないはずだけどなぜそのような環境で業績が伸ばせるのか知りたいものですね。
経営する立場にいる人間からすれば大変興味深い経営だと思う