エッセンシャル チームメンバーの声 能登 丈暁さん

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※2019年6月に社名がパーソナルプロモートからエッセンシャルに変わりました。

フィードバックしあう文化がメンバーの能力を最大化する

相馬:エッセンシャルで、どんなお仕事をされているのか教えてください。

能登:現在は、電話セールスや経営者向けのコンサルティングサービスを担当しています。以前は「ビジネス心理学」というブログのライターとしても仕事をしていました。

相馬:電話セールスとは、具体的には、私の講座に参加するかどうか検討している人に電話上でセールスをしてクロージングするお仕事ですね。

では、二つ目の経営者向けのコンサルティングサービスは、どんなお仕事ですか。

能登:一般的な経営者向けのコンサルティングは、コンサルタントと経営者が一対一でコンサルティングを行うのが一般的です。
それに対して、私たちが提供しているコンサルティングサービスは、私たちエッセンシャルのチームメンバーがクライアント先の会社のチームメンバーに、チーム対チームでコンサルティングしています。

相馬:三つ目は、私たちが運営している「ビジネス心理学」ブログの執筆者として記事を書いてくれていたのですよね。

能登:はい。

相馬:1日のだいたいのスケジュールを教えてください。

能登: その日によっても変わりますが、たとえば、朝10時頃に仕事を始め、事務処理やメール返信をして、午後から電話セールスの予定があればその準備をします。電話セールスはおよそ2、3時間行い、その後はお客さんのフォローをしたり、事務的な残務をしたり、休憩を挟みながら、だいたい日が変わる前には仕事を終えています。

相馬:私たちはリモートワークで仕事をしてオンラインで完結させていますよね。普段、どこで仕事をされていますか。

能登:基本的には自宅の自分の椅子からほぼ動かない生活ですね(笑)。

相馬:やはり、みんなそうなのですね。1週間単位で見るとどうですか? 波はありますか。

能登:セールスについては、だいたい週に3〜5回ぐらい予定が入ります。1日1回程度、もしくは少ない時もあります。それ以外に、例えば先ほどの経営者向けのコンサルティングサービスの仕事で、週に1回コンサルする日を決めていて、その日は朝から夜までコンサルティングをしています。

相馬:土日と平日では違いがありますか。

能登:土日と平日では実はあまり違いがなく、「この日は家族と過ごす」など予定を自分で決めて、それ以外は仕事をしていることが多いですね。

相馬:今の働き方には満足していますか。リモートワークや、1日の稼働時間など。

能登:満足しています。その大きな理由は、自分ですべてをスケジュールできるからです。自分の責任や管理、つまり自分をコントロールできてさえいればいいのです。
どうしても外せない用事があれば予めブロッキングしておけますし、一般的な会社のように「シフトがどうしても合わないから、休みたいのにその日は休めない」というような心配はなく働けている。そういう点で、とても自由だと感じています。

相馬:エッセンシャル、つまり私たちのメンバーに加わる前はどんな仕事をしていましたか。

能登:エッセンシャルのチームメンバーに加わる前は会社員でした。当時は「何か起業したい、そのためにまずは副業から始めたい」といろいろ模索をしている時期でした。
勤めていた会社はセミナービジネスをしていたので事務処理や管理業務、イベント運営、マーケティングやセールス等々、いろいろなことをしていました。

相馬:それらの仕事は、好きでしていたのですか? あまり好きではないけれど立場上仕方なくやっていたのですか? 

能登:マーケティングやセールスは好きでやっていましたが、事務処理や管理業務は仕方なくしていました。1日の3分の2以上は、その好きではない仕事に時間を使っていました。

相馬:管理業務というのは例えばどういう仕事ですか。

能登:マネージメントです。会社の中で役職がつくと、その部下の面談をしたりケアをしたりフォローをしたり。そういうことにかなり時間を使っていた記憶があります。

相馬:エッセンシャルで「ビジネス心理学」の記事執筆を始められたのはいつ頃ですか?

能登:今から3年半前ぐらいです。

相馬:エッセンシャルの仕事をし始めた動機は何でしたか?

能登:当時はまだ会社員で、副業になるビジネスを模索していのですが、自分に向いているものがなかなか見つけられず、どれも長続きしませんでした。そんな折、「ビジネス心理学」のメルマガでライター募集の告知を見つけ、応募し参加したのです。

相馬さんが、メルマガや音声配信を通じて当時のコンテンツビジネスやSEO業界の話をされていたのに興味を持っていたので、「もしかしたらこれで何かできるんじゃないか」「何か面白い仕事ができるんじゃないか」という期待を持って参加した覚えがあります。

相馬:「もう少し面白い仕事ができるんじゃないか」というと、具体的にはどういう気持ちだったのですか。

能登:当時、応募した瞬間の感情を思い起こすと、「どうすればしっかりと文章力を身につけられるんだろう」と考えていた時期でした。会社内で文章を書くことはしていましたが、自己流でしたし、会社の方針や規制がある中で書けないこともあり。

また「コンテンツSEO」という未知の仕事に携われるという期待や興味がとても強かったですね。

相馬:端的にいうと「成長したかった」ということですか。

能登:成長したいという気持ちは常にあります。加えて、新しいことができるということがとても楽しみでした。

相馬:その後、3年ほど前から電話セールスを始めましたね。その頃の気持ちを教えてください。

能登:当時は、会社を退職し、セールスやマーケティングで販売をサポートするということで独立をして、まだ3ヶ月もたっていなかった頃でした。
エッセンシャルの講座には私も長く参加していましたし、「ビジネス心理学」にも関わっていたので、自分のよく知っている商品を、今まで学んできたスキルで販売できるということにかなり期待感はありました。

相馬:なるほど。会社員時代もマーケティングやセールスが好きで、当時もそれに携わりたかったのですね。

チームでのフィードバックの文化が仕事への不安を払拭してくれた


相馬:エッセンシャルのメンバーとして参加するにあたり、迷いや心配はありましたか。

能登:「ビジネス心理学」の執筆者として参加した当初は、不安は大きかったですね。コンテンツSEOのことはまったく知りませんでしたし、ライティングで報酬を得たこともなかったので、自分の力は通用するのだろうか、と不安でした。

相馬:仕事を始めてから、その不安は払拭できたのですか。

能登:初めは不安がありましたが、チームメンバーでスキルや資産を積み上げていくことでだんだんと書けるようになり、書くことが楽しくなってきてからはいつの間にか不安は消えていました。

相馬:今振り返ってみて、チームの環境やメンバーとの関係の中で、「これがあったから不安を払拭できた。スキルアップできた」と思うことはありますか。

能登:一番大きかったことは、スキルアップを目的に、週に1回専門のコンサルタントからフィードバックをもらったことです。
ほかにも、チームメンバーでお互いにフィードバックしあう時間を作っていました。そこでかなりライティングの基本を身につけられたことが、その後の自信に繋がりました。

相馬:私たちの文化はフィードバックの文化ですよね。お互いにお互いのアウトプットや成果に対してフィードバックをする。

相馬:電話セールスを始める時に心配や不安はありましたか。

能登:その電話セールスを始める少し前に、セールスの仕事で失敗して自信を失っていた時期でもあり「本当に自分はセールスができるのだろうか」という心配は若干ありました。

相馬:チームに入って、その不安が解消できた理由は何ですか。

能登:やはり、フィードバックです。チームに入ってから、相馬さんを含め複数のチームメンバーからセールスが終わるたびに「ここをこうするといいよ」というフィードバックをもらえ、その都度、改善を次に生かすことができました。

それを毎回していたので、それが一番自信に繋がり、不安を払拭できた理由です。

相馬:その後、経営者向けのコンサルティングサービスを始めましたね。その時には不安はありましたか。

能登:不安はありました。現場に行ってみると、私よりもビジネス的にステージが上の経営者の方ばかりでしたから。そういった方々にコンサルティングをするので、怖気づくような気持ちがありました。

相馬:それが解消した理由は何ですか。

能登:理由はいくつかあります。
「自分の強みを活かしてコンサルするというスタンスでまずはいい」とそう思えたこと。

経営者の方々、その会社のチームの方々もまだできてないことがもちろんありますし、改善したいこともたくさんありますから、私の経験を元に、もしくは会社、クライアント様の会社の資産や能力を使いながらコンサルする。
そういうことを相馬さんやほかの優秀なコンサルメンバーのやり方を見て、だんだんと掴めてきました。

いろいろな役割のメンバーが、垣根を超えてアイデアを出しあう


相馬:能登さんは、本当にいろいろなポジションでチームに関わってくれていますし、エッセンシャルでの仕事も長いのですが、何が一番学びになったと感じますか。

能登:最も学びになったことは、チームで仕事をして、一人ではできないことができるということですね。例えば会社員時代もチームで仕事をしましたが、連携している感覚はあまり感じられませんでした。

会社員時代は「1足す1は2だ」という感覚はありましたが、エッセンシャルに来て変わったことは「1足す1が3以上になっているな」という感覚があります。
おそらく同じ価値観を持って働いていることや、とても優秀な人しかいないというところが大きいのだと思いますが、非常に連携感や繋がっている感がありますね。


相馬:チームで繋がっている感、連携感をもっとも感じるのはどのような時ですか。

能登:定期的にミーティングをし、そこで出たアイデアを実践する、まさにその時です。
一般的な会社では、セールスにはそれ専用の部署があって、部署内だけで意見交換をします。
しかしエッセンシャルのミーティングでは、いろいろな役割のメンバーが垣根を超えてアイデアを出し合います。そこで共有した情報を自分の仕事に活かしたり、相手の仕事に活かしてもらうことができたりした時に連帯感を覚えます。中でも連帯感をもっとも強く感じるのは、数字や何らかの成果としてきちんと形が出た時ですね。

相馬:エッセンシャルで働いてみて、最も印象に残ったことは何ですか。

能登:チームで働いていてもストレスがないことです。今となってはあたりまえですが、振り返ってみるとインパクトは大きかったですね。

相馬:一般的な会社でチームとして働いていると、どういったことでストレスを感じるのか教えてください。

能登:一番ストレスを感じるのは、納得がいかないことでも、会社の方針だからやらなければいけないことです。会社員時代はかなり頻繁に経験しました。また、いくらがんばっても自分の収入やスキルが上がらない、がんばっても徒労に終わってしまう、それがあたりまえになっている、というのも大きなストレスになりました。

相馬:何が原因でそういう状況が起きていたのですか。

能登:会社の得たい結果に対して、何が大事なのか、あるいは問題なのかを特定せずに、思いついたことを片っ端からしているからだと思います。その結果、会社全体の作業量が膨大になって、社員がみんな忙しくしているのに大して会社の成果が上がらないという状況を招いていました。

相馬:ほかに印象に残っていることはありますか。

能登:エッセンシャルでは収入は自分で決めますが、これをほかの会社の方にお話しすると、毎回「えっ?」と驚くようなリアクションがあることです。おそらくこれはほかの会社の方たちにとってインパクトがあることなのでしょう。

私たちの収入は、上司や会社の社員評価制度などによって決まるものではないので。

相馬:能登さんは、さまざまな成果も出され、スキルも身につけてきたと思いますが、総じて私たちと一緒に仕事をしてどのような結果が得られたと思いますか。例えばライフスタイルでも、スキルでも、収入でも、何でもいいので教えてください。

能登:はい。大きく分けて3つあります。

1つ目はライフスタイルや時間についてです。
基本的にずっと家で働いているので、時間もスケジュールも全部自分で管理でき、自分の責任でコントロールできます。一般的な会社では職場で働いているので長時間働くと家族とのコミュニケーションが少なくなりお互いにストレスが溜まりがちになります。しかし自宅で働いていると家族がいつも側にいるので、仕事の合間にでもすぐにコミュニケーションをとれます。

また先日、1週間以上海外に行ってきましたが、多分一般的な会社だと1週間旅行に行くとなれば、有給を申請したり、周りへ気兼ねしたり、いろいろな面を心配して結局行かないという選択をすることもあり得ますよね。

しかしエッセンシャルではチームで働いていることもあって、長期休暇やバケーションも割と自由に決めることができます。この自由の価値は大きいです。昨年も新婚旅行に1週間以上出かけました。

相馬:2つ目は何ですか。

能登:収入の面です。
自分が貢献した分、成果を上げた分だけ収入を得られるところは大きいです。おそらく普通の会社でも、セールスをやっている方であれば多少インセンティブがあると思います。しかし会社員として働いていると、あまり大きく反映されないこともありますし、営業職でなければ朝から晩までがんばっても大して給料に反映されません。しかしエッセンシャルでは、しっかりと成果を上げた分、がんばった分だけ収入を得られます。

質の高いコミュニケーションがとれ、人間関係のストレスがない


相馬:3つ目は何ですか。

能登:これが一番充実感に繋がっている点ですが、質の高いチームメンバーと一緒に働くことができるところです。質が高いメンバーとのコミュニケーションのおかげでストレスを感じることがありません。

私は今までいろいろな組織で働いてきましたが、コミュニケーションにストレスは付き物でした。必ずと言っていいほど、意思疎通ができない状況が生じますし、気性の激しい人にはかなり気を使って話さなくてはなりません。このようなストレスが一切ないことは大きいです。

エッセンシャルのチームメンバーのように基本的に頭が良く、能力が高い方たちとは、「どうしてそのような状況になってしまうのだろう?」というようなことが起こらないですね(笑)。
どうしてそうなってしまうのかわからない状況でも、論理的に考えれば、「だいたいこの辺りの考え方や発想に原因がある」と捉え直すことができます。


しかしそうではない組織では「なぜそんなこと言い出すのだろう」と、考察以前に価値観の遥か外からの意見が出て、その対応のために仕事が遅くなることもあります。こういうことが一切ないのは大きいですね。

相馬:エッセンシャルでは、どうしてそのような状況になっていると思いますか。

能登:今、思いついたことは2つあります。
1つは採用の段階でしっかりと優秀で価値観が近い人がチームメンバーで入ってくること。
もう1つはチームの組織の作り方、運営の仕方として心理的に安心できる組織づくりを行っていて、普段から質の高いコミュニケーションを取っていることです。

相馬:チームメンバーの心理的な安全性が確保され安心できる場では、プロジェクトやチームのパフォーマンスが上がるとグーグル社が言っていましたが、そういうことですね。

能登:はい、そうですね。

相馬:エッセンシャルの組織で働くにあたって簡単なところと難しいところを教えてください。

能登:簡単なところ、と言えるかどうかわかりませんが、自分やチームメンバー個人がレベルアップした時のスキルや知識、考え方、パラダイム、価値観などをチームの資産として使っていくことで1プラス1が3以上になっていくところです。そういう瞬間を感じられるから、仕事を簡単に感じられるようになるのだと思います。

相馬:具体的にいうと、どういう瞬間ですか。

能登:例えば自分がセールスの何か新しいスキルを学んできて実践し、ある反応が得られ、継続的にいい結果が得られたりすれば、それをほかのセールスをしているチームメンバーと共有します。うまくいけば、採用できるスキルということになりますし、逆にうまくいかなければ、どうすればうまくいくのかということを考えます。

チームで働くことで、たった一人の主観的な検証だけではなく、チームメンバーで複数の客観的な意見をもとに検証ができます。だからこそ精度の高いノウハウやスキルに無理なく育て上げていけると感じています。

相馬:では難しいのはどういったところですか。

能登:リモートワークが中心なので、一番多い作業はテキストメッセージ、チャットやテキストメッセージのやり取りになりますが、その点が難しいところではないでしょうか。
コピーライティングの基本を身につけていないとなかなか考えや意思が伝わりづらいと感じることがあります。

オフィスがあって、対面で話をしていればコピーライティングのスキルがなくても、とりあえず言いたいことを言えば相手が汲み取ってくれることもあります。
しかしそれをそのままテキストでやってしまうと、言いたいことがうまく伝わらないということが発生します。その点は実際に顔を合わせて仕事をするスタイルとは違うと思います。

相馬:ほかに難しいところはありますか。

能登:そうですね。強いて言えば、リモートワークが中心なので、チームメンバーの顔を知らないことですね(笑)。

相馬:はい、私も知らない方がいます。

能登:「ビジネス心理学」ブログのチームメンバーで、ニュージーランドに住んでいる方がいます。初めて会ったのが確かプロジェクトがスタートしてから2年半くらいたってからで、「あっ、こんな顔をされていたんですね」と(笑)。

それぐらい会わないケースもあるので、今のチームメンバーともお互いの顔も知らなければ、どういう雰囲気の方なのかわからないまま仕事をしています。難しいというより、ほかの組織とは違うところだと感じます。

相馬:私たちの特徴はすごくフラットな組織であることですが、そのことによる簡単さ、もしくは難しさはありますか。

能登:それはありますね。今、思い出しましたが、フラットな関係性なので自分の考えや意見をしっかりとそのまま伝えることができます。一般的な会社ではなかなかあり得ません。

例えば非常に気性の激しい上司がいれば、自分の意見を正直に言うだけで、ものすごく責められたり怒られたりすることもあります。そうするとだんだん意見を言わないほうがいいのではないかという価値観になりがちです。このようなストレスがないところは「簡単なところ」と言えるでしょう。


相馬:逆にフラットな組織の難しいところは何かありますか。

能登:人によって難しく感じるところはあると思います。
例えばピラミッド型の一般的な会社の組織であれば、上司が部下に対して一方的に仕事をするよう指示できますし、指示された人は有無を言わずやらなければいけないというように、上から下の流れはすごくスムーズに行くと思います。

しかしフラットだと全体的にお互いを尊重しますので、上下なく相手の状況や気持ちをしっかり考えて仕事をします。そういうところは、とりあえず部下に仕事を振っておけばいいという感覚が身についている方には、やりづらく感じることでしょう。

相馬:これまでの話を聞いていると、私たちの組織はすべての人に合うわけではないと感じました。どういった人に向いていると思いますか。

能登:自分の意見ややりたいこと、長期的な目標などがはっきりしていたり、仕事の中で実現したいことを見つけたりしやすい人、エッセンシャルの理念と価値観を実現したいと思ってくださった人、なんとなくでもいいので共鳴共感できる部分が大きいと思える人は向いているのではないかと感じています。

また自分も含めて周りの人の、大きく言うと人生や、そこまで行かなくても何か生活などを理想に近づけたい人も向いていると感じます。
普通に会社員として働いていると、自分の理想があったとしても諦めざるを得ないところがあります。時間的なこともそうですし、収入的なこともそうです。人間関係やいろいろな部分で妥協するところが出てきてしまうと思います。

でもエッセンシャルは、そのような問題に対処できるビジネスや心理学をベースに商品を提供しているということもあって、いくらでも理想に近づくことができると日々感じています。私自身の今のライフスタイルやワークスタイルが理想だということもあり、「そういう働き方に近づいていきたい」と本気で思っている人は向いているでしょうね。

そして、自分のやりたいことを高いレベルで実現したいという方は、やりがいを持って働けるでしょう。その一番の理由はチームメンバーや環境です。なぜチームメンバーによってやりたいことが高いレベルで実現できるのかというと、メンバーは基本的に何かの分野でのプロフェッショナルだからです。

たとえば自分がチームに入って仕事をするにしても、何かしら自分が成長するための材料を、組織、つまりエッセンシャルのチームメンバーの中で得られることが多いのです。
もしそこで得られなかったとしても、組織の価値観の中で外からでもお手本や目標になるような人を招いて学ぶということもできます。エッセンシャルは成長に対して自由な環境だと私は感じています。

相馬:逆に向いていないのは、どういった方ですか。

能登:そうですね。ITスキルに極端に不安がある方には向いていませんね。

相馬:リモートワークで仕事をするので、ITスキルがないとなかなか難しいですよね。

ほかにありますか?

能登:私は8年ぐらい前に、ネットビジネス、インターネット副業の塾を運営しているところでも少しだけ働いていたことがあります。そういう世界で蔓延している価値観は、「お金を稼ぐ人が偉い、すごい」という価値観でした。そういう「お金が絶対」という価値観の人は、向いていないかもしれませんね。

相馬:それはなぜですか。

能登:もちろんお金はすごく大事です。しかし、そこが絶対になってしまうとお金を稼ぐ人が偉いということになります。ネットビジネスの起業塾などでも、結果を出している人が偉く、その意見も尊重されやすいのですが、結果を出してない人の意見は尊重されない、という雰囲気がありました。

そのようなお金が絶対、という価値観が非常に強いと、エッセンシャルのチームとして働いていても、相馬さんの意見はよく聞くけれど、新しく入ってきた方の意見はあまり聞かない、ということが起こったりするのではないかと思います。なので、お金が一番、お金を稼ぐ人がすごいという価値観が強すぎると向いていない可能性があるかなと感じます。

相馬:その前提には私たちがフラットな組織だということがありますね。「お金を稼ぐ人が一番偉い」と思われているとフラットな組織が壊れる、ということですか。

能登:はい、そういうことです。

フラットな関係性の中で一人ひとりが自然体で働ける


相馬:私たちのチームとほかの会社は、どう違うと思いますか。

能登:一番違うところは組織運営の考え方です。先ほど相馬さんからあったようにエッセンシャルはフラットな組織なので、一般的なピラミッド型の組織のように、上司の意見は必ず尊重され、平社員の言うことは尊重されにくいということは起こりません。そこが一番違うところです。そしてとても風通しがいいと感じます。

相馬:世間一般のヒエラルキー型の雇用形態のように、あまり風通しがよくないところで不安を感じること、感じていたことは何ですか。

能登:自分のやりたくないことや価値観が違うことがあっても、「会社の方針」という言葉を水戸黄門の印籠みたいに突きつけられてしまうということです。
そうなると有無を言わさずひれ伏して行わなくてはなりません。これが一般的な会社の雇用形態の中で一番不安と不満を感じていたことでした。

エッセンシャルではメンバーがお互い自然体で働ける、その環境をシェアしている雰囲気が感じられます。これは、おそらくほかの風通しが良くない会社にはないものだと感じます。


相馬:一般的な会社では自然体ではなくいわゆる「職業人格」、つまりその会社の中で、もしくは仕事を行う面で「こういった人格を演じなければいけない」という部分が少なからずあるということですよね。今までで働いた会社の中でそういうものはありましたか。

能登:はい、基本的にはありました。

相馬:能登さんが今まで演じていて、特に苦痛だったなと思うような職業人格はありますか。

能登:昔勤めていた会社では、勤続年数が長くなると昇進していきます。そうすると昨日まで一緒に働いた仲間が部下になって、なんだかおかしいわけですよ、急に「能登部長」などと言われたりして(笑)。

そうなると、組織や会社の中で部下にあたるような人たちを意識した職業人格になってしまいます。部下にあたる人が会社に対して不満を覚えていれば傾聴し、自分に対して敵意を向ける人がいればいろいろな方法で解決策を考えたりしていました。優しくしてみたり、逆に強く出たり、厳しくしてみたり、飴と鞭を与えてみたり。そのようなところですごく神経やエネルギーを使っていた記憶があります。

相馬:ほかに一般的な会社の雇用形態やスタイルについて不安に感じることはありますか。

能登:一般的な会社は正社員として雇用すると、今は少し緩くなってきましたが副業を禁止し、その分固定収入を多くしています。そうすると働く人は、いくらがんばっても一定以上には豊かにならなかったり、何かまったく別の仕事をしてみたいと思ったとしても規制があったりと、不自由な会社のルールで縛られてしまいます。

また過去、あまりにも長時間の労働があたりまえになっている会社で、物理的に自分の時間がとれなかったことがありました。昔の自分を思い出すと、そういうことが不安や不満に感じやすい部分ではないかと感じます。

相馬:エッセンシャルの仕事で、やりがいや働きがいを感じるのはどういう瞬間ですか。

能登:いろいろありますが、一番のやりがいは、自分がセールスをした方が講座に参加をし、半年もしくは1年経った後、非常に成長されているのを見る瞬間です。

相馬:別人になりますよね。

能登:はい、そうですよね。今、講座のサポートメンバーとしても関わっているのですが、その中で、その方が得たい結果に着実に近づいているのをネット上の報告で見た時は、特に感動しました。セールスという仕事はいろいろな方と関わる仕事なのですが、なかには性格的に成長が難しいだろうと思うような方がいらっしゃいます。
しかし不思議なことに、なぜかそういった方が非常に成長してくれると、一番初めに苦労してセールスした分、感動も大きいということがありますね。

相馬:講座の参加者から、「能登さん、ありがとうございます」というようなことを言われたりするのが働きがいに繋がっているのでしょうか。それともそうではない部分が働きがいに繋がっているのでしょうか。

能登:「ありがとう」と言われるのは確かに嬉しいですね。一般的にセールスという仕事は、嫌な仕事、できればやりたくない仕事と思っている方が多いのかもしれません。そのような方が講座に参加をして、ビジネスに適した考え方に変わっていきます。

そのような時に言われて嬉しいのが、「セールスをしてくれてありがとうございます」という言葉です。なぜならそれは参加した方の価値観が参加をする前と後でまったく変わったことの現れだからです。この調子で講座から学び、成長していただくと、その方が得たい結果を得る可能性は本当に高いと思います。そういう参加者の成長、進化には一番やりがいを感じます。

相馬:ほかに何かやりがいを感じることはありますか。

能登:自分自身が成長したという感覚が得られるところです。例えば、セールスで言うと売れなかった物が売れるようになったり、安定して販売できるようになったり、また、セミナーで話すことができたときも、やりがいを感じました。

実は私はもともと極度のどもり症でした。10年ぐらい前までは、たとえば1対3の対話のときに、もう頭が真っ白になっていました。仕事の会議でも自分の発言の番になると一言も思い浮かばないタイプだったのです。
それが今では何十人という聴き手の前でも、普通に話すことができています。そういう瞬間、「ああ、随分自分も変わったな、これもひとつの成長だな」と感じられることはやりがいと言えるでしょう。

相馬:ほかにもありますか。

チームの連帯感で、成果をあげた喜びも倍になる


能登:繰り返しになりますが、チームの連携感もやりがいだと感じています。私は個人事業者の友人も多いのですが、彼らの中には「ある程度ビジネスでお金を稼げるようになってきたけれど、なんか寂しいんだよね」と言う方がよくいらっしゃいます。

私自身はまったく寂しいと感じないので、そこは大きいですよね。
チームで連携して仕事をしている、決して何か一つの結果を得られたとしても、自分自身の結果というよりはチームの結果ということなので、よく言う「喜びも2人で2倍になる」といった、おとぎ話の教訓や自己啓発めいた言葉を本気で実感できるのは、やりがいなのではないかと思います。

相馬:私の知人でもブログのライティングでアフィリエイトのビジネスを成功させ、今の能登さんと同じぐらいの収入を得ている方がいらっしゃいますが、やはり一人でビジネスしているとチームの繋がりを感じる時が本当に少なく、孤独だと言っています。このような、経済的成功者で幸福感があまり得られていない方は多いですね。

相馬:能登さんは会社の経営者でありながら、エッセンシャルのメンバーにも加わっています。そしてエッセンシャル以外でも仕事をしていますよね。それだけお金を稼ぐことができるにもかかわらず、あえてエッセンシャルのチームに加わって仕事をしている理由は何ですか。

能登:おそらく一番は、繰り返しお話ししてきた価値観というところだと思っています。私も会社時代、また会社を辞めてから、いろいろな経営者の方と、あるいは組織の中で働いてきましたけれど、価値観が合わない部分があると、どうしても働く意欲が落ちてきたり違和感を覚えたりします。
しかしエッセンシャルでは働くのが楽しく、違和感を覚えることもありません。それが一番時間を使って長く働いている理由ではないかと思います。

相馬:能登さんの価値観とチームの価値観が合っているということですか。
チームに加わっていなかったとしたら、今頃どんな状態だったと思いますか。

能登:おそらく何かしらマーケティングやセールスのサポート業をやっていたとは思います。ただおそらく、これほどまでに自分に適したライフスタイルやワークスタイルを実現することはできていなかったでしょうね。

その理由は、私がその独立当初関わっていた経営者の方たちの考え方にあります。なかには「1日16時間働け、それが起業だ、それができないヤツはもう消えろ」みたいなスタイルの方もいたので、それがあたりまえなのだと信じてがんばっていたと思います。しかしそのようながんばりは長く続かなかったでしょう。

相馬:そうですね。私たちの場合はそんなに労働時間が長いわけじゃないですし、みんなが自然体で働けるような状況を作っていますよね。

相馬:もしチームに関わるかどうか迷っている方がいたら、能登さんはどんなメッセージをその方たちに伝えますか。

能登:迷っている方がいらっしゃったら、まず、自分自身の価値観、要は何を大事にしたいのか、特に長期的にどのような人生を送りたいとか、どのような人たちと過ごしたいなどを明確にしてみて欲しいと思います。その価値観が、エッセンシャルの価値観と合うようであれば、ぜひ応募してみてください。

エッセンシャルの価値観は、「チームメンバーの手紙」というブログがありますので、それを読んでもらうと理解していただけると思います。

ただエッセンシャルの採用試験はかなりしっかりとしていて、優秀な人、価値観が合う人を採用するという暗黙のルールがあります。簡単ではありませんが、自分や周りの人たちの人生を理想に近づけたいという気持ちがあるなら、まずは応募してみていただきたいと思います。

相馬:最後に何か伝えたいことはありますか。

能登:繰り返し「価値観」や「理念」という話をしましたが、私は「能力の伸びしろは若い人だけに期待するもの」とは考えていません。
価値観や理念に対して柔軟に考えられ、伸びしろが多いのは若い人、というのは一般論であって、20代の人がよくて40代、50代の人がダメということはありません。

今、人生100年時代と言われ、医療を始めとするいろいろな分野が発達し、寿命も伸び、働く時間も長くなっています。40代、50代の人たちはエッセンシャルで働けないというわけではありません。諦めないでいただきたいと思います。
価値観が近かったり、エッセンシャルで実現したい何か、仕事や気持ちがあるのであれば、ぜひ応募してみてください。



エッセンシャルでチームメンバーとして
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